濃厚 レアチーズ大福
白のいざない
それはまだ、店主・影森剛が製菓専門学校の学生のときーー。
影森は、帝国ホテルへテーブルマナーの実習に行き、当時、帝国ホテル総料理長だった村上伸夫氏(故人)のフランス料理コースを味わいました。
その頃、村上氏は「ムッシュ村上」「料理の神様」などと崇められ、皇室や世界のVIPの会合には、必ずムッシュの料理が出るほどの巨匠。国や宗教やアレルギーなど様々な観点から考えて料理を提供しなければならず大変なことも多いそうです。
そのような料理を一品一品をありがたく頂く影森。
中でも彼の琴線に触れたのは、最後に出されたデザートの、白く輝くレアチーズケーキでした。
濃厚でありながら重くなく、サッパリとした後味…。
学生に向けて料理の説明をしてくれたムッシュ村上に、大胆にも影森はチーズケーキのレシピを尋ねました。
微笑む村上氏。
彼はそっといくつかのヒントだけをくれたのです。
必死にメモし、あれこれ想像をめぐらせた影森でした。
そして、自分の店を持って10年ほど経ったころ、彼は思い出します。
「そうだ、あのレアチーズケーキを大福にしてみよう」当時のノートと舌の記憶を頼りに、レアチーズ大福のレアチーズあんを作る試行錯誤が始まりました。
味覚と知識を総動員して…。
そこから足かけ8年。
材料を変え配合を変え、試作と失敗を繰り返し、2018年6月、濃厚レアチーズ大福が誕生したのです。
驚くなかれ、これは餡。
そうです。いくらレシピのヒントをもらったとしても、これは大福。レアチーズ「ケーキ」ではなくて「あんこ」なのです。一口食べればびっくり仰天。優しい甘さのレアチーズあんと、サワークリームが入って爽やかな酸味が感じられる生クリームのコンビは、他のどこにもない、唯一無二の味わいです。
店主の情熱が込められた逸品をぜひご賞味ください。世代問わず多くの人に愛されるレアチーズ味は、ギフトとしても最適です。
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